平成28年度大阪STI研究会総会・第39回学術集会
大阪行ってきたで~(・∀・)ノ !!上京してから1年経ちましたが、未だ標準語が身につかず、
伊予弁と関西弁が混じった方言で話し倒している中野です(※社外限定)。
大阪で所々聞こえてくる関西弁に故郷を思い出しました( p_q)蜜柑食べたい…
「 梅 毒 」
今回は、「大阪STI研究会」に参加してまいりました!
(参加者にお茶とカツサンドが振舞われました

大阪も東京に次ぐ大都会!
人が多い地域です。若者が多い地域です。
つまり、何かがあれば凄い勢いで流行ります。
流行って欲しくないもので、流行っているもの。
・・・さあ、何でしょう

・・・・・・
・・・・・・・・・
答えは、「 S T I 」(´∀`)

みなさん、聞いたことありますか?
STIとは、
「 性感染症=Sexually Transmitted Infections 」の頭文字を取った言葉です

代表的なものに、
「エイズ/HIV感染症」・「クラミジア感染症」・「淋病(淋菌感染症)」・「性器ヘルペス」
・「尖圭コンジローマ」・「腟トリコモナス」・「性器マイコプラズマ」・「HPV」・「梅毒」…
といったようなものがあります。
症状説明は長くなるので 割愛させていただきます。
皆にちゃんと知っておいて欲しいけれど、ココにはまとめきれません。(ノД`)ゴメンナサイ…
今後、分かりやすくまとめたいですね…( -д-)

「 梅 毒 」
今回の研究会ではSTIの中でも、
ここ数年の間で急増している「 梅 毒 」について取り上げられていました。
特に若い女性に急増しています。
梅毒の感染報告数に関して、東京を例に挙げると、2013年417人→2014年507人→2015年1055人感染。
・・・なんと、2年間で2倍以上も新規感染者が増えています!
皆、気をつけてください!気になる方は検査してくださいね!

(梅毒を含む性感染症をメインに、全国各地でご講演されている尾上泰彦先生)
この「梅毒」ですが、注意していないと症状に気付かないこともあります!
梅毒の症状は、第1期~第4期に分かれており、第1期の早期では気付かれないことが多いそう

<第1期>(感染~3ヶ月)
性行為日から3週間後くらいに、トレポネーマという病原菌が侵入したところに痛みのないシコリや痛みのないリンパの腫れ(太ももの付け根)といった症状が出ます。
痛みのないシコリは、陰茎、大陰唇、小陰唇、肛門、唇、口内、乳頭、手指などといった皮膚や粘膜にみられます。
これらは痛みがない上に、感染力を持ったまま、2~3週間で(表面上の)症状は消えるので厄介です

人によっては症状が消えずに、潰瘍になる場合もあります。
<第2期>(3ヶ月~3年)
第1期の症状が放置された場合、一旦症状は見えなくなるのですが、その間も体内ではウイルスがどんどん増殖し、バラ疹と呼ばれる発疹が全身に出てきます

手のひらや足裏まで、至るところに現れます。
<第3期>(3年~10年)
ウイルスが全身に広がり、深部組織を破壊するしこりや、ゴム腫などが全身に現れます。
画像検索していただければ分かるのですが、結構グロいです

<第4期>(10年~)
神経炎や血管炎のほか、臓器に腫瘍ができて腐ってしまったり、脳や脊髄に侵入したウイルスによって痴呆や神経障害といった症状を引き起こし、最終的には死に至ります


現代では、治療方法も確立されたため、第1期/第2期で治療ができれば、第3期/第4期の症状を免れることができるようになりました(´▽`;)
コンドームやデンタルダムにより予防することが望ましいですが、100%予防できるとは限りません。
早期発見/早期治療できるように、日頃から自分の身体(もちろん性器を含めて)をチェックしておきましょう
