所要時間・・・約２分

九　州　上　陸！

２０１５年８月２日～４日に、「第45回 全国性教育研究大会・第16回 九州ブロック性教育研究大会」に参加すべく、熊本県に２泊３日で行って参りました！ 


 

飛行機の窓からの景色に心奪われながらも、搭乗して間も無く眠りに落ちました中野（医療・教育・福祉担当）でございます。

持ち物はいつもの通勤リュックサック１つ。我ながら身軽な出張です(´∀｀)

今回参加させていただいた大会のテーマは、

「子どもや社会の様々なニーズに対応できる性教育を探る」というもの。

“様々なニーズ”という箇所に、なんだか未来に拓かれた性教育の在り方が見えそうな気がします。

テーマだけで興奮出来ますね！

それでは、熊本での３日間を分けてお送りさせていただきます！

＜　１日目　＞

ここ最近、全米で同性婚が認められたり、日本でも同性カップルを結婚に相当する関係と認める条例が成立したり、少しずつ❝多様な性❞が認められる世の中になりつつあります。

今日のイベントは、その❝多様な性❞について。



というわけで、今回参加したイベントがコチラ⇩
 

セクシュアルマイノリティの存在が認められ、社会の価値観や制度が変化を遂げていく喜ばしい変革の裏で、
世界中で悩みを抱える当事者たちの存在は依然としてあります。
世界共通で取り組まなければならないセクシュアルマイノリティたちの人権について考えさせていただく時間となりました。

＜　当日のプログラムの感想　＞

　「トランスジェンダーの中学生」と「同性愛の会社員」のドラマ２本にときどき解説が入るという構成。

　ドラマ仕立ての為、実際に当事者が抱える苦悩が分かりやすく表現されており、社会の中のセクシュアルマイノリティについて考えるキッカケにはもってこいの教材だと思いました。

身近な人からの理解や受容は、当事者にとって温かく心強いものであり、それは必ず心の支えとなります。

意外と身近にいるものです。社会や日常生活に溢れかえる差別的な発言や態度について考えてみませんか？

YouTubeにも上がっているので、皆様是非ご覧くださいませ！

　「セクシュアルマイノリティと人権」について深く考えさせられる、ウガンダのドキュメンタリー。

この作品は、2009年に「反同性愛法案」を阻止しようと立ち上がった当事者やその仲間たちを追ったものです。

「人を愛すること」で命が脅かされ、罰せられる。自分、家族、仲間の命や生活を守ろうとして、奪われる。それでも、「私が私であること」を追い求め、闘い続ける姿にいつの間にか涙が溢れていました。

この映画は、2012年に公開され、その2年後の2014年に「反同性愛法案」は可決されてしまいました。

こんな現実があっていいはずがありません。もやもやもやもや．．．

　「ともに拓くLGBTIQの会くまもと」のメンバーであるレズビアン、FTM（Famale to Male）、MTF（Male to Female）の方々からのメッセージ。語句説明は割愛させていただきますが、当事者の方々から、学校生活、恋愛、家族関係、カミングアウトなど、についての経験談が語られました。この大会で発表するために、それぞれがつらい経験を振り返り、向き合ったことだと思います。それでも、当事者の方々が勇気をもって発表したのは、認めてくれる仲間が居て、支えてくれる人が居て、理解している/しようとしている人が集まり、これからの未来を少しでも明るい方向へ導きたいという強い思いがあったからではないでしょうか。心の底から応援しています！！

〝ともに拓くLGBTIQの会くまもと〟とは、
「性的少数者の方々や、その家族、支援の仲間などにより構成されているボランティアの会」のこと。

会場には、メンバーの方によるセクシュアルマイノリティ関連のDVDの展示やメンバーの方がデザインしたグッズの販売なども！

メンバー募集も行っているそうなので、気になる方は是非☆
 

セクシュアリティに関係なく、誰もが性にポジティブに向き合える社会になるといいな(*´ω｀*)

以上、熊本１日目！

写真は、会場近くのパン屋で購入した「くまもんパン」。




・・・く、くまもん？

目と耳が美味しかったです。