「生と性のバリアフリーフォーラム2015!」
★目安時間・・・3分
皆さんはじめまして、今年の4月に新卒入社致しました医療・福祉・教育担当の中野です。
「誰もが性をポジティブに捉え、性と向き合い、心身共に健康になれるような文化」を目指し、日々頭を抱えて模索中の臨床心理士見込みでございます。
「『臨床心理士』とは、臨床心理学に基づく知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”です(出典 公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会)」。
その活動領域は、医療・教育・福祉・司法など多岐に渡ります。
私は、心の専門家としての視点を持ち、TENGA社員として医療・教育・福祉の領域において活動しております。
未熟者ですが、未熟者なりに精進してまいりますので、これからよろしくお願い致します!
たまにブログに出没しますので関心のある方はお付き合いくださいませ!
さて、今回私は障害者の抱える性の問題について考えるべく、7月11日に東京都内で開催された一般社団法人ホワイトハンズ主催の「生と性のバリアフリーフォーラム」に参加してまいりました!
フォーラムのサイトはこちら→ http://www.whitehands.jp/ss2015.html
このフォーラムの趣旨は、「『障害と性(セクシュアリティ)』の問題を、みんなで当たり前に語り、当たり前に発信・共有することのできる、公共広場(フォーラム)をつくる」というもの。
この趣旨通り、“当たり前”に「障害と性」に関する質問や意見が飛び交っておりました。
フォーラムの内容をここで詳しく述べることは残念ながら出来ませんが、
・特別支援学校での性教育
・障害者支援施設での性の問題
・障害を持つ家族がいる家族内(きょうだい)の性の問題 など
現場に関わっている方々のお話を聴く貴重な機会となりました。
皆さんは、「障害と性」について考えてみたことはありますでしょうか?
「障害」についてのみ、「性」についてのみ、という方はいらっしゃるかもしれません。
「障害」も多種多様、「性」も多種多様。
そんな2つが絡んでくると、事例も問題も課題も多種多様!
それ故に解決していない問題も多いですが、取り組み続けなくてはならない課題でもあると思います。
私は4年ほど前に観た「障害者の性」に関するテレビ番組をキッカケに、障害のある人の抱える性の悩みに衝撃を受け、これは日本の数ある課題のうちの一つであると思っていました。
いつの間にか月日が経ち、今回「生と性のバリアフリーフォーラム」の告知が目に入り、現状はどうなっているのだろう、何か出来ればと思って意気揚々と足を運ぶに至りました。
が、現状を聞けば聞くほど毎度眉間にシワが…。
うーん、現状はよろしくないような...
主宰者およびゲストの方がそれぞれの立場で活動され、参加者の中には問題解決のために立ち上がろうとする方もいました。
何かしらの問題を扱う講演会とは、そういった人たちが集まる可能性が高いのだとも思いますが、すぐに日本の現状が変わることはありません。
今回のフォーラムには切羽詰まるような方もおり、早急な対策・対応が必要だと感じました。
「早急な対策・対応」・・・誰がやるんだ?
…
……TENGAも取り組むべきことじゃないか!?
今までにもTENGAは福祉の領域において、「全ての人に性を楽しんでもらいたい!」という願いから、手が不自由な方や握力のない方のための自助具を開発、身体障害者のセクシュアリティに関する支援を行っている「特定非営利活動法人ノアール」へのサポートを行っていました。
しかし、身体障害のある方に限らず、あらゆる障害により、性を楽しむどころか苦痛を感じてしまうような方もいます。症状の種類や度合いにもよりますが、性を楽しむことが難しくても、性と上手く付き合っていくことは心身の健康の為にも大切なことです。
と言いつつ、未だ明確なアプローチは出来ていませんが、踏み出すことで少しでも良い方向に変わる可能性があるのなら挑戦してみたい。踏み出してみようじゃありませんか!
文化改革なんて大きなことは言えませんが、悩んでいる人に寄り添い、一緒に解決方法を探って、可能性を試していく。
そうしたら、その人やその人の家族の生活や周囲の環境が良い方向に変わるかもしれない。
少しずつ各地の環境が変わり、社会が変わり、文化が変わる。
TENGAで何が出来るかな。。。
そんなこんなで、
医療・教育・福祉領域などでお困りの方、一緒に解決策を探していきませんか?
何かお悩みやご提案がございましたら、下記のお問い合わせフォームから中野まで!