本記事の概要
  • 「100万回生きた猫」ってどのくらいの期間生きたことになるの?
  • 人類の歴史のなかで100万回生まれ変わるには約◯日で生き返らないといけない
  • 100万回目で猫の人生が終わった理由

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みなさんこんにちは、きなこです。
突然ですが、絵本は好きですか?
小さい頃はよく読んでいたはずなのに、いつのころからか全く読まなくなりました。

そんなある日、ふと、「100万回生きた猫って人類の歴史より長くないか!?」とふと頭をよぎったので、今回はそのことについて考えてみたいと思います。


「100万回生きたねこ」とは?
まず、本作のあらすじを、世界的に便利な情報サイトであるWikipediaで確認したいと思います。
<概要>
一匹の猫が輪廻転生を繰り返していく様を描いた作品。

<あらすじ>
主人公の猫は、ある時は一国の王の猫となり、ある時は船乗りの猫となり、その他、サーカスの手品つかいの猫、どろぼうの猫、ひとりぼっちのお婆さんの猫、小さな女の子の猫…と100万回生まれかわっては、様々な飼い主のもとで死んでゆく。
その時、100万人の飼い主は猫の死にひどく悲しんでいたが、当の猫はまったく悲しまなかった。主人公の猫は、飼い主のことが大嫌いだったのだ。

ある時、主人公の猫は誰の猫でもない野良猫となっていた。
「自分だけの事が好き」な主人公の猫は、100万回生きたことを自慢し、周囲のメス猫たちも何とか友達や恋人になろうと、プレゼントを持ってきたりして周囲に寄ってくる。

しかし、唯一 自分に関心を示さなかった一匹の白猫の興味をなんとか引こうとするうちに、いつのまにか主人公の猫は、白猫と一緒にいたいと思うようになる。
そして、白猫にプロポーズをするのであった。白猫は主人公の猫の思いを受け入れた。

時がたつと、白猫はたくさん子供を産み、年老いてゆき、やがて猫の隣で動かなくなった。
そこで猫は初めて悲しんだ。
朝になっても昼になっても夜になっても、100万回泣き続けた。
そして猫も、とうとう白猫の隣で動かなくなり、それ以後生き返ることはなかった。

主人公の猫は、裕福な環境、貧しい環境、善人、悪人、等々様々な人間に飼われ、様々な人生(猫生?)を送ります。
その数なんと100万回!

誰にも飼われず自由の身になったとき、白猫と恋をし、いい感じの人生をおくり、その人生を最後に二度と生き返ることは無かった。

と、こういう感じのお話です。

100万回生きることと、その長さについて考えてみる
猫の平均寿命から計算してみた場合
日本ペットフードが2013年に発表した日本の猫の平均寿命は、15.01歳
単純に15.01年×100万回を計算すると、、、

1501万年(`・ω・´)

※ちなみに最古の猿人アウストラロピテクスがアフリカ大陸で誕生したのは約540万年前。

人類の歴史から猫の1回の人生を計算してみた場合
人類が猫を飼い始めた歴史についての最も古い痕跡は、紀元前3600年ごろ、古代エジプトにてです。
では、紀元前3600年から現代までの約5600年間で、100万回生きたと仮定すると、1回の人生はどのくらいの長さになるのでしょうか?

100万回÷5600年を単純に計算すると、、、

約2日と1時間(`・ω・´)

短いですね!
これはとてつもなく短いですね!

「約2日と1時間おきに死んで生き返る猫」です。
王様も船乗りもサーカスの手品師もどろぼうも一人ぼっちのおばあさんも小さな女の子も、猫を大事にしなさすぎです!
こんな状況では、当然の如く「飼い主のことが大嫌いだったのだ」となりますね!


以上のことを踏まえて考えてみた
さて、通常の時間軸で考えると、人類の歴史を遙かに超えたり、あるいはやたら早死にを繰り返すという計算の結果が出てきました。
 
となると、このお話は、通常の時間軸の話ではない、つまり、ループものであると考えられます。
ループものの概要は下記の通りです。
<概要>
作中で何らかの原因により、『時間の巻き戻り』または『以前体験したのと似た世界へのワープ』が発生し、日常が繰り返されてしまう、または特定のキャラクターが自ら日常を繰り返す(ループする)さまを描いた作品のこと。

ループもののお話の一つのパターンとして、「延々と同じ時間を繰り返す→ある条件をクリアすることでループから離脱し、通常の時間に戻る」というものがあります。

同様のことが、100万回生きたねこにも発生したと考えると、色々と説明がつくような気がします。

誰かを愛し、誰かのために泣くことで、延々と続いたループから解放される。
そうすることで、ねこは、自分の人生をきちんと生き、きちんと死ぬことが出来るようになったのでは無いでしょうか。

死が悲しいことでは無く、一種の救いになっているあたりも、深いなあと思う、きなこなのでありました。



※ループものの例
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」において夏休みの8月17日〜8月31日を延々と繰り返すループ状態が15532回繰り返されました。
15532回目の夏休み最終日に、涼宮ハルヒとその仲間達が「一緒に宿題をする」ことでループが終了し、9月1日が訪れました。
ちなみに15532回ループすると実際には約638年かかるのですが、登場人物のほとんどはループを自覚することが無かったため、誰も苦しむことはありま せんでした。

ループを自覚する恐怖はこちらのマンガをご一読ください→楽尽哀来~この世で一番愚かな事~