こんにちは、ノボルです。
先日、テアトル新宿で『さまよう小指』という映画を鑑賞してきました。
毎年、なにかと話題の”ゆうばり国際ファンタスティック映画祭”の2014年度グランプリ作品。
監督は竹葉リサ監督。今作品が初の長編作品となる、新進気鋭の若手監督です。上演後のトークショーでは壇上で挨拶をされていましたが、監督本人も映画の登場人物さながらの、元気でエネルギッシュな女性でした!
登場人物は、小澤亮太さん演じるチンピラなのに喧嘩が弱いダメダメな男「涼介」とその「小指」。
そして涼介のことを5歳の頃から想い続け、彼好みの顔に整形までしたストーカー気質な花火職人「桃子」の物語。
ひょんな事から、涼介の“小指”を手に入れた桃子は、それをもとに涼介のクローンを作り上げて、同棲生活をスタート。桃子にとっての幸せな毎日が続くかと思いきや、それも束の間、涼介本人に見つかりクローンを取り上げられてしまいます。
そこから、桃子と涼介とその“小指”、そして涼介の恋人まで現れ、奇妙な人間関係を軸にストーリーが展開していくのですが・・・
テアトル新宿での特設展示コーナー。
ポスターのヴィジュアルが可愛らしいので、一見ラブコメディなのかな?と思いましたが、蓋を開けてみると、ポスター通りのキッチュでポップな、きゅんきゅんするシーンから、意外なバイオレンスシーンも多く、所々に国内外の名作映画へのオマージュと見られるシーンや台詞回しが入っているので、「あまり可愛らしい映画は苦手だよ〜」という方でも、しっかり楽しめると思います。その証拠に、当日はひとりで来たであろうシネフィルっぽいおじさま方もいましたよ!
そして、完全に個人的な好みになりますが、この映画のハイライトは女優 末永遥さんじゃないか?と思っています。
末永遥さんと言えば、5才からモデル/タレント活動を行い、宮崎あおいさんや栗山千明さんと共に90年代の「チャイドル」シーンを牽引した美少女(現美女)。小学生の頃に通っていた歯医者に、末永遥さんがよく表紙になっていたティーン向け雑誌の「nicola」や「ピチレモン」が置いてあったので、通院の度に食い入るようにして読んだものでした。
そんな彼女も28歳。今年の2月に五輪のメダリストと結婚され人妻さんになりましたね。
スクリーンの中でヤクザの親分を相手に啖呵を切るシーン等は息をのむ程で、あぁ女優さんなんだなぁと感慨にふけってしまいました。
と、うっかり青春の1ページに浸ってしまいましたが・・・
この映画には「TENGA」も、ちらっと登場しているので、これから鑑賞される方は、どこのシーンに登場するのか探してみてくださいね。(※けっこう始めの方なのでお見逃しなく!)
残念ながら東京は私の行った日が千秋楽だったのですが、10月〜11月にかけて、神奈川県や、愛知、大阪、福岡、石川、山形・・・と各地で上映スタートするそうなので、上演情報をチェックしてみてくださいね。
映画『さまよう小指』公式サイト