タカシです。

先日は京都で行われた「障害者の性を考える会」についてザックリとご報告させて頂きましたが、今日は自分が感じたことを書きたいと思います。

結論というか、最終的に感じたことは「健常者が当たり前にできること、やっていることを障害を持つ方も当たり前にできる社会になれば」ということです。

普段の日常生活…たとえば食事、着替え、入浴、トイレ、そして自慰行為…。

健常者であれば当たり前にやっていることでも障害を持つ方には大変な行為です。

そのために介助者の方やボランティア団体さんが手助けをしている訳ですが、
食事や入浴の世話はできても自慰行為の手伝いまでは…
と思う介助者の方がほとんどだと思います。

それは当然の気持ちで…

でも自分なら当たり前にオナニーできないのってやっぱ辛いです…。

もちろん健常者の方の中にも「オナニーは好きじゃない」とか「別にオナニーしなくても生きていける」とか思う方もいらっしゃるでしょう。

障害を持つ方の中にもそう思う方がいるのなら、それは無理に「オナニーしろ!すごい気持ちイイんだぞ!」などというつもりはありません。

でも、オナニーが好きで「自分で普通にオナニーできるなら毎日でもしたい」と思っている方がいらっしゃるのなら、その為にTENGAができることはないのかな?と思います。

例えば、介助者の手を借りて自慰行為をするにしても、直接性器に手を触れず衛生的に出来るわけですし(フィニッシュした後の処理も簡単)
「手は動くけど、指の動きが不自由」
という方のためには「TENGAを使いやすくするためのホルダーみたいのがあれば便利かな」と思います。

TENGAにできることはまだまだ限られたことだけですが、それで少しでも喜んでくれる方がいらっしゃるのであれば、その為にやれることを頑張りたいと思います。

「障害者の性」の問題は日本ではまだまだタブーで、デリケートな問題ですが『行動することの大切さ』を今回京都に行って改めて実感しました。

日本でもすでにSV(セックスボランティア)活動をされているボランティア団体の方々がいらっしゃいます。

まだまだ世間一般にはあまり知られていないと思いますが、そういった先輩方に習って自分も勉強していきたいと思います。